80代の両親と同居しています。
父は認知症が進み、要介護2。母は身体は元気ですが、要支援2の認定を受けています。
毎日のように繰り広げられるのは、母の怒りと父の沈黙。
「昔あなたは給料もらわなかったじゃない」「そんなこともできないのは親の育て方が悪いから」
──母が50年以上前のことを責め続け、父は言い返す言葉もなくただ静かにうつむいています。
そんな2人のやりとりを、私と20歳の息子が毎日目の当たりにしています。
正直、心が削られていくような日々です。
せっかく旦那のモラハラから離れたのにここでも。。。
この記事では、
・高齢者同士の夫婦トラブル
・家族が巻き込まれる心理的ストレス
・介護を続ける中で気づいた「限界」
について、正直に書いてみたいと思います。
母の怒りには、きっと理由があることもわかっています。
若いころ、父が親戚の会社で長年無給で働いていたこと。
家計が苦しく、母が子育てと家のやりくりに苦しんできたこと。
怒りの根っこには、孤独や悲しみがあるのかもしれません。
でも、毎日毎晩、声を荒らげて過去のことを責め続ける母と、何も言い返せず黙ってうつむく父の姿を見ていると、
「これはもう、夫婦の問題というより、精神的な暴力なのではないか」と思えてくるのです。
父は箸を落としただけで「親の育て方が悪い」となじられ、認知症のせいで繰り返す行動にも「わざとやってる」と怒鳴られます。
母は自分の怒りを止められず、興奮したまま深夜まで責め立てる。
私も最初は間に入ろうとしましたが、今ではどうにもできず、ただ耐えるしかない日々。
そんな中で、一番つらいのは、「家族なのに誰にも本音を言えない」ということかもしれません。
同じ空間にいながら、どこにも逃げ場がなく、ずっと張りつめた空気の中にいます。
最近、ようやく「誰かに相談してもいいんだ」と思えるようになってきました。
地域包括支援センターやケアマネージャーに相談して、ショートステイやデイサービスの回数を増やすこと、母に対しても支援や助言ができないか――。
そんな小さな一歩でも、動き出さないと、家族が壊れてしまう気がしています。
【読者のみなさんへ】
もしこの記事を読んで、「うちも似たような状況…」と思った方がいたら、どうか一人で抱え込まないでください。
介護は、きれいごとだけでは済まない現実があります。
認知症の進行、家族の積年のわだかまり、日々の介護疲れ……それらが積み重なると、どこかで限界が来ます。
私は今、ようやく「これは限界かもしれない」と言葉にできるようになりました。
それだけでも、少し心が軽くなった気がします。
家族だからこそ難しいこともあります。
でも、家族を守るためにも、まずは自分の心を守ることが大切なんだと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
よろしければ、同じような経験をした方のコメントやメッセージ、お待ちしています。
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